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上海バンスキング

 もう2度と見ることができないと思っていました。

 

 1994年には「ファイナル・コンサート」として、上海バンスキング

お別れパーティをして、衣装や小道具をオークションで売ってしまったのですから。

「もう上演しない」という、自由劇場の強い決意が表れていました。

 

 その後、劇団は解散。

絶対に見ることができない芝居の1つになってしまいました。

 

 と思っていたら、なんとっ

あの、幻の名作があのメンバーで再演されるというでは

ありませんかっ

16年ぶりに・・・・

これは奇跡です

Photo_3   

 

 さっそく行ってきました~

導入部は以前とは違っています。

リピーターが多いことを前提とした構成ですね。

でも・・・でも・・最初の演奏でもう興奮しちゃいました

演奏は枯れていません。昔のままです。

 

 そして、マドンナこと吉田日出子さん。

え~・・・ちょっと太りました

リリーさんは・・・あれ?この人だっけ?と最初思いましたが、

さつき里香さん、この人でした(笑)

 

 バクマツの笹野高史さん、波多野役の串田和美さん、

弘田役の小日向文世さん、白井中尉の大森博史さん、

ラリー役の真那古敬二さん・・・・ああ、懐かしい

 

 ストーリーは同じでも、構成・見せ方は新しくした部分があります。

導入部もそうだし、舞台の上・左右にマドンナや波多野たちの

若かりし姿(?)のような姿が出てきます。

第1部は昔より、「ゆるく」「軽い」感じの進行に見えました。

吉田日出子さんはとてもかわいらしい相変わらずの

魅力たくさん 歌声が少し軽やかになっていました。

あと、串田さんの声が聞き取りにくい場面がありましたね。

 

 第2部は、導入部がやはりちょっとしたお楽しみっぽい

企画です^^ 吉田さんが歌う時、途中何度か歌詞を周りの

プレーヤーに聞くようなシーンがありました。

演出なのか、そうでないのかよくわかりません

歌詞の本みたいなものを持っている時もしていたからです。

 

 2部になると、前半の「みんなやっぱりそれなりにトシとったかなあ」

という思いは消え、すっかりもともとこうだった!と

思えちゃうから不思議。

最後は号泣し、そして歌に演奏に熱い声援と拍手を

贈りました

 

 初めてご覧になる方は、上演終了後すぐに帰っちゃいけません。

ロビーでお約束のお楽しみがあるからです

やんやの喝采で、この名作を見た幸せにつつまれて

帰宅しました。

 

 あのときあなた確か来てました、ラストナイト~

  だから声かけてあげましょね~

 

 「バンス」は前借のこと。

だから「バンスキング」は前借王

昭和初期の上海フランス租界で活躍したジャズマンたちは、

みんな高給だったにもかかわらずそれでもバンスしていました。

そんな時代の芝居です。

 

 

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コメント

 上海バンスキングは そういうお話だったのですかあ。何も知らないもので・・・
 義父が上海にいて義母から租界の話など 良く聞きました。
 義父はダンディでダンスなどもでき もてたらしいです。
 まさにその頃だったのでしょうね。

投稿: みゃあくんのおかあしゃん | 2010年2月28日 (日) 23時02分

みゃあくんのおかあしゃんさま

 昭和11年から10年間のお話です。
HPのリンクを貼るのを忘れていたので入れておきました。

 お義父さまがその時代に上海に行っておられたのですか~ ダンディでおしゃれな方だったんでしょうね。あの頃ダンスができる日本人はそんなに多くなかったでしょうから、それはモテたでしょう

 ネタバレしないようにあまり書きませんでしたが、
戦争が暗い影を落としてゆく時代の話です。

投稿: ちょきたら | 2010年3月 1日 (月) 00時18分

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