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歴代 沈壽官展

 白地にさりげなく描かれた数輪の花の水指。

あるいは一匹の魚がすっと泳いでいる茶碗。

以前デパートの茶道具売り場で見た沈壽官さんのお道具は、

高潔な美しさを放っていました。

 

 今回の「歴代 沈壽官展」もそういう世界を期待していたのですが、

とんでもない!

もっと精密で繊細で華やかで、そしてダイナミックでした

でもやはり高潔さをたたえている作品ばかりです。

Img_1694

 

 秀吉の時代に、朝鮮から連れて来られた陶工のひとりが

初代の沈当吉。彼らは生きるために薩摩の地で白い土をさがし、

それが「白薩摩」のはじまりになったのだそうです。

 

 先週テレビ「日曜美術館」で取り上げられていたのを

偶然見ました。それも今回の鑑賞に役立ちました^^

Img_1695

 

 当代は十五代になられます。

歴代の壽官さんは時代に翻弄され、

苦難の連続だっだようです。

その祖先の思いを受け継ぎ

さらに洗練された作品を作りだされていらっしゃいます。

 

 その美しさには、息を飲みます。

でも、白い生地にさりげなく絵付けされているのも

すてきなんです。

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