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体験香会

  お香の会の体験に行ってまいりました。

  
  ますはお軸の拝見。
烏丸光廣の書
「山の端のあしたの雲もこの頃は
花になりてや四方にかほれる」でございました。


  お香の会でもお軸はとても重要なものだそうです。
テーマを表しているのでしょう。


 最初は初心者のわたしたちに香に慣れてもらうということで
「留香」を。


 小さめの香炉を着物の左右の袂や襟元にかざして
香を留める意味があるそうです。
うーん、落ち着く香りです
 


 香道の簡単な歴史の話をしていただき、
いよいよメインの組香へ。
 
 
 組香とは、複数の香を聞いて(嗅ぐとは言わない)
ある香が何炉目に回ったものかを当てるものです
わたしは以前体験したことがありますが、
惨敗しました・・・
今度こそっ
 

 
 「春雲花香(春の雲花香)」というのが
この日の組香のタイトル。
「朝雲」と「山櫻」を聞き、3炉のうち2炉は「朝雲」、
1炉は「山櫻」となるとのこと。
しかも試み香は「朝雲」。これなら何とか・・・・

 
 まずは「試み香」を聞きます。
ふむふむ・・・甘い中にちょっと刺激があるかなあ~
・・・この印象を記憶しておきます。
 

 
 さて本番!
 これから回ってくる3炉の中で「試み香」と
同じものがあれば「朝雲」なんだよな・・・
 

 1炉目。
(え・・・香りがかすかでよくわからない・・

 2炉目
(1炉目とは違うなあ)

 3炉目
(ちょっと刺激を感じる香り。1炉目と同じだったかも)


 答えは筆ペンで紙に和紙に書きます。
「1炉目」と数字で書くのではなく、今回は
 1炉目・・・大納言
 2炉目・・・中納言
 3炉目・・・少納言
と書くように指定されています。
う~ん、実にみやびです

 印象通り「中納言」と下手な字で書き、
結果を待ちます。
前では執筆のかたが大きな美しい和紙に
ひとりひとりの答えをさらさらと小筆で(筆ペンにあらず)
書いてゆきます。文机がないので、
左手に丸めて持ち、右手でサラサラと・・・
 

 答えを見ると「大納言」が圧倒的に多い・・・・
 あちゃ~
 

 
 しかし正解はなんと「少納言」
それもただおひとり
「大納言」「中納言」は、雲の帷(今回当らなかった人の称)
に迷い込みました・・・
 

 香りの記憶をとどめることはとても難しいのだそうです。
それにしても・・・・・
当る日がくるのでしょうか(涙)
 

 主催された方は、もともと茶道を主にされていらっしゃいます。
香のあとはおいしいお茶とご自製の草餅を
堪能いたしました
 

 正解はできませんでしたが、
深いあじわいの香で心がとても落ち着きます。
じっくりと物を考えたいとき、
悲しみにに沈んだとき、
お香は心を鎮静化してくれるような気がします。
 
 
 そして香会はとても雅で
教養と感性が要求されるのだなあと実感いたしました。
あ、書道は必須ですね

 
 香満ちて、幸せな気持ちでお席をあとにしました。
  

 帰りに梅を眺めました。
もう春ですね。

 
  Img_289380


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コメント

 おおっ!今回はお香ですね。 わくわく。

 あれれっ? 中納言じゃないの? ううぅ~む。

 香りを道まで極めていく。 書も華も茶も。

 この感性、ありがたいです。

 いろんな目を持っていると、出掛けるのが楽しくなりますね。

 

 

投稿: コドコド | 2012年3月13日 (火) 06時46分

コドコドさま

 道を求めて精進していくというのは
香道も茶道も同じだと思うのですが、
香道はとても雅な世界なので
自分の中の感性がより試される気がしました。

 そして教養と嗅覚が必要です
記憶力が衰えた今となっては、当てるのは至難の技。
とりあえず結果よりも香りを楽しむ方に専念します

投稿: ちょきたら | 2012年3月14日 (水) 00時33分

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