« 新歌舞伎座へ~ | トップページ | 謝罪の王様 »

夕ざりの茶事

 ずっと前から楽しみにしていた、
夕ざりの茶事に参加しました^^

 「夕ざり」というのは、
夕方がやってくるという意味とか・・・
なので、16時席入りで始まりました。

 正午の茶事とは順番が違っていまして、
席入りすると床には花が入れられています。
日が暮れると花が見えなくなってしまうため、
先に花なのですね。
薄茶からいただきました。


 竹釣り花籠には、秋明菊、サクラタデ、われもこう、ススキ、
ナンテンハギ等の花が入り、その下横には冠(日本古来の)の絵が
かかれた扇が。


 棚は行幸棚、主茶碗には平安朝の姫の図。
そしてお干菓子が、なんとっ
月の満欠けが表現されていたのです
棗は竹金蒔絵。
ひょっとしてこれは・・・・?

 薄茶の後に炭手前。
夕ざりは後炭はないことが多いらしいです。
風炉中拝見するなら、この初炭のときにしなければ
なりません

 香合は翁の面。
これは、竹取物語の世界


 そして懐石。
味噌汁の味がとてもやわらかくて
今までに味わったことのない香り・・・・
枝豆の呉汁でした

 秋刀魚の黒ごま焼や栗を入れたしんじょ、松茸等
秋の味覚を味わいました


 この時間になりますと、日も暮れてまいります。
ここから露地行灯があちこちに置かれました。
これが夕ざりの茶事ならではの美しい情景ですね。
夜咄の茶事と同じです。

 中立ののち、後座。

 夜咄の時は手燭の交換をしますが、
今回はありませんでした。
夕ざりはわりと自由にしていいそうなので、
あったりなかったりするのかもしれません。


 席入りすると、床には軸「主人公」、そのかたわらには竹檠。
真っ暗な部屋の中で、竹檠や短檠の火が幽玄な空気を生み出します。

 

 その中でおいしい濃茶で
静かなひとときを過ごしました。


 茶杓の銘は「雲間の月」
露地行灯に見送られながら、
家路につく道すがら美しい月を眺めました。

|

« 新歌舞伎座へ~ | トップページ | 謝罪の王様 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夕ざりの茶事:

« 新歌舞伎座へ~ | トップページ | 謝罪の王様 »